あけましておめでとうございます。
昨年から延び延びになっていた保存調査が今日ありました。文建協の方、お寒い中本当にご苦労さまでした。床下から小屋裏まで煤まみれになりながらプロの仕事ぶりに関心しました。今年は少し趣を変えて、この重要文化財の建物に住まうリポートを不定期で寄稿します。業界通の人々は皆さん「文建協」と呼びますが、正式には、財団法人文化財建造物保存技術協会です。国宝や重文、文化財建造物の歴史的技法と保存技術に関する組織です。 あらためてこの住居を見つめると、在来木造建築について、解ったつもりの誤解や勘違いの多さにビックリさせられます。本来なら20年~30年程度の耐久年数で建てられたはずの長屋は(実際には建築後143年経過した御城番武士の組長屋)仮住いだったそうです。本屋敷を建築する前に明治維新となり維持管理を目的にした苗秀社によって往時のままの生活をしながら維持されています。 興味しんしん四季を通じた住い心地やディティールについてレポートしたいと考えています。ちなみに私のところでは注連縄(しめなわ)が年中かけっぱなしです。何故でしょうか?お城の石垣は解体修理されました。石垣の裏はどうなっているのでしょうか?などなど! このリポートを通じて日本の木造住宅に興味をもっていただけたら嬉しいです。横濱金平
by woodshelter
| 2007-01-10 21:03
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